やっぱヨーロッパやなあ。どこ行こかな……?
となると、のんびりイタリアドライブと言うことになった。
ついでにもうだいぶ昔になるが、ほとほと感心したすごい美術館、バーゼルの市立美術館を付け加え、
もう一つついでにジュネーブからヨーロッパ最高峰のモンブランを眺めに行きました。
今日から我が三重県では伊勢志摩サミットとかで交通が大変。で、中部空港からではなにがあるかわからない。で、関空からエールフランス。幸いAFはエコノミーでも23キロまでの荷物を二つ預けることができる。ゴルフクラブ持参の当方にとっては誠にありがたい。荷物の重量制限から解放される。
11時発AF921は満席。シャルル・ド・ゴール16時35分。F2の26から20時05分発、22時30分頃ナポリ着。パリ─ナポリ間も軽食、ワイン、コーヒーなどが出る。タクシー(22ユーロ)で中央駅から徒歩10分ほどのホテル ティエンポ。11時20分頃着。シャワーして12時、就寝。
7時、朝めし。
7時40分頃出て、中央駅まで歩き、タクシー(15ユーロ)でフェリー乗り場。片道20.5ユーロで9時10分発。10時すぎカプリ島マリーナ・グランデ着。すぐに青の洞窟(Grotta Azurra グロッタ・アズーラ)行きの船に乗り(15ユーロ)、洞窟の前で3~5名程度の小舟に乗り換え、洞窟内へ。小舟代9ユーロ+洞窟入場料4ユーロを洞窟入口近くの管理の船で支払い洞窟内へ。入口付近は人、人、人で大賑わい。順番を取り仕切る年寄りの船頭が指示をしている。
入口は全く狭くて低く、小舟の底に寝そべって入る。中は真っ暗。振り向くと真っ青な海の水。まさに輝いている。
洞窟の中に船は6~7艘くらいまでで、船頭さんたちが「帰れソレントへ」を大合唱。こちらも大声で合唱する。が、洞窟はそう広くない。青い海水以外はどうと言うこともない。
船頭は「チップ、チップ!」というので、同乗の3人で5ユーロをプレゼント。
マリーナグランデに戻り、ビールとサンドイッチを買って海辺に座ってゆっくりと海を見ながら食べる。
バスでアナカプリへ行き、オシャレな町をぶらついてビール。再びバスで戻ってナポリへ。帰りの船はなぜか19ユーロ。
青の洞窟はせっかくだから一度は見てもいいと思うけど、船代がお一人様約8,500円。すこし高いかな!とは思う。
ナポリの港に帰り、近くのヌオーヴォ城(アンジュー家の城)へ。
広いが見るものもあまりない。子供たちがギターなどの演奏会をしており、しばらく聞く。
ムニチビオ広場から1ユーロのバスチケットを買い、スパッカ・ナポリへ。迷いに迷って旧市街のピッツァの名店とされるSorbillo(ソルビッロ)。7時からの開店に6時30分にはもう並んでいる。
ピッツァの原点と言われるトマトとモッツァレラチーズだけのマルガリータがイチオシというが、もう一つ頼んだマリナーラの方が美味く思われた。
ピッツァは大きいが皆さん1枚以上を食べている。名店らしく落ち着いた雰囲気で広く、2階もあり、ぎっしりの客。地元の人も多いようだ。
ピッツァ以外の料理はほとんどなく、白ワイン500ml2本とで約4,000円。
スカッパ・ナポリを歩き、八百屋さん、職人の工芸店、ワイン屋さんなどを冷やかす。ご当地のワインLacryma Christ del Vesuvio (6ユーロ)を買い、駅近くでカプチーノを飲んでタクシー(7ユーロ)で9時すぎホテル。
しっかり寝て、駅まで歩いてヨーロッパカーをチェックアウト。
9時30分頃出て、国立考古学博物館。
市内の混み合ったところにあるが、駐車場が見あたらない。裏通りの丘の上に空き地があったので駐めると、さっそくお兄さんが来て、3ユーロだという。ここの地主かどうかわからないが、ま、払う。
この博物館はギリシャ、ローマ美術の世界的な博物館だそうで、ポンペイの出土品など見ていてきりがない。が、しかし、人間の姿、形、ものの捉まえ方など古来(紀元前4、5世紀)から少しも変わっていないなあ!と感じる。(少なくとも、類人猿を思わせるところはゼロ=あったりまえ?)
続いて国立カポディモンテ美術館へ。
緑豊かな公園の一角にあり、ルネッサンスからバロック、ヴェネッチュア派などイタリア絵画の歴史的展望ができる美術館だ。
カラバッジオ、ミケランジェロ、ブリューゲルと幅広く有名作家の作品も多いが、素朴なナポリ絵画の朱色が印象に残った。
午後3時40分頃、ローマへ。約240㎞。途中のサービスエリアで水とアイスクリーム(これは不味かった)。6時30分頃、ローマのはずれのホテル・パインウッド。ここは広い駐車場があり、環境もいい。部屋に荷物を置き、地下鉄 Cornelia (コルネリア)近くのスーパーへ買い出しに行く。
早めに起き、7時朝めし。
9時半、すぐ前のバス停から49番線でサンタンジェロの近くまで行く。途中ヴァチカンで長蛇の列をなす人を横目で見る。
昔に並んだことがあるが、これほどではなかった。
テレヴェ川のCavour 橋を渡り、パンテオンへ。
天窓から荘厳な光がモザイクの床を照らすのではなく、今日は朝からの雨で堂内のまん中が濡れている。ゆっくりと見て、カラヴァッジョのファン必見という、サン・ルイージ・ディ・フランチェーゼ教会へ。が、11時半からだという。まだ1時間余りある。近くでビールを飲み、ナヴォーナ広場でぼけーっと、人の行き交うのを眺め、近くの教会で少し休む。
再びカラヴァッジョの絵のある教会に入る。日曜日でミサをやっていて後ろに座って過ごす。で、カラヴァッジョの絵3点。コインを入れると電気がつく仕掛けになっていて、しっかり見る。左の「聖マタイの召し出し」が構成、光の加減がいい。
再び先ほどの店でパイ+ワイン、サンドイッチ、カフェ・コン・レーチェ、アイスクリームなどで昼食。バス87でコロッセオへ。
コロッセオは人、人、人……!しかし、このスケール!なんとまあ、この時代(2000年前)に法外な構造物。いったい何人の奴隷が動員され、何人死んだのか?猛獣対剣士、剣士対剣士の凄惨な見せ物で五万人の観客を集め、庶民の人気をあおった権力者。酷い、あきれる!
地下鉄でテルミニ駅へ。両替えは高く(1ユーロ139円)てやめて、ビールを通路のテーブルで飲む。再び地下鉄でホテルに帰る。ツナ缶、かまぼこチーズ、ビール、芋焼酎のお湯割りを飲んで8時すぎに寝てしまう。明日はゴルフ。
マルコ・シモーネゴルフクラブまでラッシュで道が混んでいて約1時間(渋滞がなければ20分足らず)。
設計はJim Fazio で、1991年開設。ジム・ファジオは叔父ジョージの下で勉強し、世界に100を超えるコースを設計している。かのトランプさんの有名コースも多く手がけている。
また、このコースは1994年にイタリアで1位の評価を受けている。
Mens (黄色ティ)から6,037m(6,640 ヤード)、パー72。緩やかな丘陵コース。グリーンフィ70ユーロ、ヤーテージブック10ユーロ(高い!)、手引きカート5ユーロ。
チャンピオンコースの№1から居合わせた中国人のマコさんと9時20分ティーオフ。
ジム・ファジオのコースはごく自然な感じで、奇をてらったところや嫌みが全くない。フェアウエーもよく、グリーンも少し速めかなという程度。ホール毎に変化もあり、全ての点でベリーグッド!何度まわってもよさそう。
例えば1番、517ヤードのロング。ティーショットがまあまあなら、セカンドは5番くらいで右の池を避けて3打目を考える。残り130ヤードくらいを無難に乗せておく(私がとったマネージメント)のが私のような年寄りの正解とホールが示している。(残念ながら奥に行ってしまいスリーパットでボギー)。若い中国のマコさんはセカンドをスプーンで頑張ってチョロ。3打目も力んでしまい右の池。
ハーフを終わってマコさんは休んでいくというので、インは1人でのんびりまわる。ショットはまあまあなのだが、エッジからのパターが寄らず入らず。いつの間にか、コースに挑戦する気持ちになってしまい、16番531ヤードでドライバーまあまあ、セカンドの19度のユーティリティーいまいち、少し登りの残り170ヤード。グリーンの前にクリーク。ユーティリティーでエイッ……、で、案の定クリークに落としてダボ。ゴルフは謙虚に安全第一ということを忘れ90を超えてしまった。
1時30分ホールアウト。
クラブハウスのテラスで朝めしの時作ってきたサンドイッチにコーラを頼んで飲み、前にいたおじさんグループにパワーカート(電動の手引きカート)を売っているゴルフショップを聞く。
コースから10分くらいのGolf-us という大きなショップに行ってみると電動のカートもあったがいずれもリチウムバッテリー付きで安いので799ユーロ(10万円足らず)。銘柄はPower Kaddy とトップブランド。やっぱりイギリス国内の方が安い。
4時前ホテルに戻り、風呂にゆっくりつかってローマ見物の連れ合いに電話すると、テルミニ駅まで来いというので地下鉄で出かける。
駅前の教会をひとつ見て、近くの庶民的なレストラン「サンティ」でめし。サラダやなんやかやを頼み、ビール、ワインたっぷりで2人51ユーロ。地下鉄で帰り、再び風呂に入って9時に寝てしまう。
ゆっくりして、8時30分前ホテルを出る。近くの銀行に寄るも1万円で71ユーロ(140円)で見送る。
ローマからアシジまで170㎞余り。まっすぐ行くのは少しもの足らないので途中のスポレート(Spoleto)という町に寄る。
スポレートはアペニン山脈に囲まれた丘の町。古くからある(青銅器時代から)町であるが、それだけに町の中心部は狭い石畳の道が入り組み、車で入っていくと駐車は住民だけのところばかりで、かなり離れたところに駐めるしかない。しかたないので、ロマネスク時代からのドゥオーモは車の中に私がいて連れ合いだけが見に入る。外から見てもファサードのモザイクが趣を出している。
町の中心部へ戻り、カフェの前に車を止め、コーヒーを飲んでひと休みして、アシジへ。
アシジに着き、以前に車を止めたサン・フランチェスカ聖堂の前の広場はステージの設営中で、ぐるぐる回って駐車場を探しバスセンターのサンピエトロ広場の駐車場に車を止める。
坂道をよっこらよっこら歩き、まずは昼飯と入った安そうな店。これがまあ、イタリアにもこんな不味いスパやピッツァがあるのかというショボイ店。(19ユーロ)
サン・フランチェスカをしっかり見る。
上部聖堂のあの「小鳥に説教をする聖フランチェスコ」(ジョット作)はさすがにしっとりとしていてこちらの気持ちまでシャッキとさせる。下部聖堂の同じジョットの5人(聖母など)のところもしっかりしていていい。
街歩きをゆっくりして、サン・キアーラ教会へ。サン・フランチェスコの熱心な信者の聖母サンキアーラ(Chiara)をまつる聖堂で、派手さはないが落ち着いた感じでこれもいい。1200年代の古さもあり、壁のフラスコも部分だけ残されていて、地下に彼女の墓があり、その寝姿が作られ、遺品も残されている。
アシジという豊かで自由な町の富裕な商人の子に生まれながら、世俗を捨てて修道の道に入り、愛と平和と清貧を貫いたフランチェスコ。その心の声が聞こえてくるように感じるのがアシジの町並みである。
ぶらぶら歩いて駐車場へ。ペルージャに向かう。
ペルージャのホテルは町の中心の11月4日広場から坂を下ったところにあり、外見、かなりの年のおっさんがご主人で少ししょぼい感じ。しかし、駐車できる空き地を近くに持ち、のんびりした緑豊かな環境は落ち着く。
荷物を置いて、坂を上り下りして大聖堂(11月4日広場)へ。
近くのスーパーで買い物をし、感じの良さそうな小さなレストランで夕食。13ユーロの定食(スパ、ポークソテー、グリーンサラダ、カフェ、ワインしっかり等でお二人51ユーロ。
ゴルフクラブ・ペルージアはペルージアの中心部から近く、車で10分ほど。アウト3,188m(3,506ヤード)パー38、イン2,636m(2,899ヤード)パー34、トータル5.824m(6,406ヤード)パー72。コースレートは70.9ながらスロープレートは124である。
林間コースで各ホールは少し長めに感じられる。晴れているが林を抜けてくる風がひんやりと気持ちがいい。
フェアウエー、グリーンとも申し分ない。全く感じのいい好ましいコースである。好ましいのはグリーンフィ40ユーロ(5,000円)、手引きカート5ユーロもいい感じである。
8時20分にスタート。
黙々とまわる。各ホールに変化があり、「こんなコースなら何回でもやりたいな」と思わせるコースである。ハーフでビール(3.5ユーロ)を飲み、11時35分ホールアウト。
ホテルに帰り、シャワーをして町に出る。
共和国広場まで行き、トスカナ銀行で両替え(1ユーロ127円)。共和国広場からの眺めもなかなかグッド。雨が降ってきたので、近くの半地下のようなレストランでビール、ピッツァとサンドイッチの中間のようなものを食べる。二人で19ユーロだったが少し高いように感じた。大聖堂の近くに戻り、カプチーノ、パイ、アイスクリームなど。コープでリンゴ、オレンジ、水、ハム、パン、コロッケなど7ユーロ。ぼけっとしているうちに寝てしまう。
車に戻ってモンテプルチャーノへ。
坂を登った中世の城壁の中にエイノテカ Ebiteca と呼ぶワイン売り場があり、高級ワインが並んでいる。我々はもちろん、安ワイン愛好家なので町を歩き、7から10数ユーロのワインを買う。大聖堂は地味な感じだがその裏からの眺めは、まさにトスカーナ!
シェナへ。
11時30分頃に着くも、駐車場を探すのが手間取って1時間ばかりロス。やっとスタジアム・グラムシ広場近くのサント・ドミニコ教会の前の駐車場へ。
町の中心のカンポ広場のレストランで昼食。連れ合いはボンゴレ・スパ、私はステーキを頼む。が、やってきたのはワゴンの上に巨大な肉のかたまり。切ってくれてお皿に盛ってくれてあとは引き上げていくのかと思いきや、これ全部、注文の品だという。「ええっ!そんなっ!」と言うと、特に指定がなければステーキは2㎏が標準という。昼のことで車の運転もあり、ワインも飲めず、一生懸命2人で頑張るが半分も食べられない。口直しのコーヒーを頼んで98ユーロ!ああ、くやしい!
カンポ広場の市庁舎のマンジャの塔は雨のためクローズ。この前に来た時もクローズでまったくつきのないシェナである。
ドゥオーモ/カテドラル(1人5ユーロ)の切符を買って待つ間に土砂降り。中はこれはスゴーイ!白黒の大理石の造り。12世紀のイタリアンゴジックの代表。200年にわたっての建造だそうだ。一室のピッコローミニ家の図書室の派手な絵の部屋と美しい賛美歌集(1400年代のもの)も見ごたえがある。
聖女カテリーナを祀るサン・ドメニコ教会まで歩く。カテリーナはイタリア全体の守護聖人だそうである。彼女の絵(像)や頭部がある。
駐車場に戻り、フィレンツェへ。大邸宅のB&Bへ。
朝8時、朝めし。ハム、チーズ、パン、果物など定番の朝食。
9時ころ出かけ、バス停まで歩く(10分くらい)。バス停の近くのパン屋さんで回数券を買い、14番のバスに乗り(15分くらい)、ドゥーオモの近くで降りる。
まずはウッフィツィへ。
ウェブで予約しておいた予約確認書を入場券に変え、延々と並ぶ人々の横を予約者用の列に並んで15分くらいで入場。
ウフィッツィはしっかり見ているときりがなく、疲れる。で、やはりポッチチェリの「プリマベラ(春)」と「ヴィーナス誕生」だ。
何度見ても素晴らしい!プリマベラは見ているうちにだんだん幸せ感が増してくる。神話を題材にした、ごひいき筋の結婚のお祝いの絵ともいわれるが、芸術が宗教から解放された後の最初にして最大の開花だろう。地面の草々の詳細な筆。すごーいっ!3人のヴィーナスの美しさ。身ごもった婦人、中心の美しいヴィーナス。
「ヴィーナス誕生」
海(地中海)の泡から生まれたヴィーナス。こちらも細かく描かれている。
極悪人・カラバッジオと違い、マジメでまっとうな職人の示すルネッサンスにしばらく時を過ごす。ウフィッツィはこれだけを見に来てもいい。
あとは、ひととおり、フィリッポ・リッピやダヴィンチなどを見る。
もうひとつ、私にとってフィレンツェで必ず見たいもの、「メジチ家の礼拝堂」。とくにメジチ兄弟の棺の上の〝夜と昼〟。女性の体は男の体そのもので、乳房だけが付け加えられているように感じる。女体を愛するとは、その体に男も同居すると言うことかな(?)ま、男色もミケランジェロにはあったようだから……?
対面の〝黄昏と曙〟の女体は女性そのもの。こちらのメジチ兄さんには男色はなかったようだ。
しかしミケランジェロってやっぱ、すごいな~!
見疲れてすぐ裏のゴッツィで昼。ターキーのグリル、ポテトフライ、白ワイン、コーヒーなど。
かってはクーポラの一番上まで、よっこらよっこらあえぎながら登ったドーオモをざっと見て(シェナに比べるとぐっと地味)ピッティー宮のボーボリ庭園へ。ここは須賀敦子さんが好きだった庭だそうであるが、何せ広すぎ、坂がきつすぎ。ぐったり疲れる。近くでスイカなどを食べ、バスで帰る。大疲れの一日。焼酎のお湯割り2杯、バスを降りて買ってきたサンドイッチを食べてバタンキュ。
9時すぎに出発し、ミケランジェロ広場の上のサン・ミニアート・デル・モンテ聖堂へ。
ロマネスクの基本を示す、「信仰とは静謐」といっているような、感動的な空間を有する御堂である。ここの大理石の縞模様はフィレンツェその他の地で見られる大理石模様の原型だそうである。この聖堂の前からのフィレンツェの眺めも見事だ。
ピサまで100㎞。
駐車場を探して(路上駐車を案内するかのような怪しげな男たちがいるが、うさんくさいので無視。よく見ると止めてある車には例外なく住民証が見えるところにおいてある。)斜塔のあるドウーオモ広場から300mばかり離れた市営の屋外駐車場へ。料金機に車のナンバーを打ち込み1時間あたり1ユーロのコインを入れるとレシートが出てくる仕組み。制限は3時間まで。
この方式はその後、どこの屋外駐車場でも同じだった。
斜塔は思わず笑えるくらい傾いている。カテドラルと礼拝堂を見る。礼拝堂は実に簡素。カテドラルも古い感じで派手さはない。
ボローニャへ約160㎞。ホテルに着き、近くのコーポへ買い出し。お寿司があったので買ってみたがこれは不味かった。
ボローニャゴルフは3度目。
しかし、今日の日曜日はクラブコンペがあり、早めにインからスタートして、アウトからのコンペの後に続くという計画だったが、ゴルフ場に着くのが遅くなってしまい、すでにターンの組がインに来ていて、「ああ、困った。これじゃボローニャに帰ってからモランディ美術館の開館時間に間に合わないな」などと呟いていたら、メンバーの最終組のご夫妻が、「私たちと一緒にまわってアテストしてください」とのこと。つまり今日の競技はダブルスのベストボール方式で2人ひと組。誰かにアテストをしてもらわなくてはならないので、誘われたわけ。しかし私だけは1人で、スコアは自分だけのもの(私のハンデはJGA&USGAのものをそのまま採用とのこと)で参加。スタートティの横でキャラウェーがオデッセイのバターの試打会をやっていて、コンペ出場者にボールやティーを配っていて、どっさり頂く。
12時30分頃スタート。
ボローニャゴルフクラブは1969年、CK.Cotton とHarrisという人の設計で開設。緩やかな丘陵コースである。
アウト2,906m(3,196Y)P36,イン3,041m(3,345Y)P36、計5,947m(6,542Y)パー72。
全体にはそう長く感じられないが、アップダウンや少しトリッキー気味のドッグレッグのホールもある。
何年か前、私がはじめて1人ゴルフをやったのがこのコースで、「ははあ、ゴルフとはこんなゲームなのか!」と、誰も見ていない1人だけのゴルフを味わったコース。
出だしの一番はナイス、ナイスできっちりツーオン。ご一緒のご夫妻(60才くらい?で、あまりお上手ではない)も褒めてくれる。が、後半は暑さとアップダウンのきつさに少し疲れてしまい、ショットがイマイチ。ま、満足のいくスコアではなかったが、お互いにアテストをしてスコアを提出。(が、私の結果はどうなったのか判らず…)
コースとしてはごく普通の感じだけれど、面白いホールや、17番の185m(203Y)のショートなど難度の高いホールもある。
ボローニャに帰って閉館時間間際のモランディ美術館へ。しっかりモランディだけを見る。私の誕生年と同じ1942年作が良かったので、頼み込んでその前で写真を撮らせていただく。
町の中心部に新しく出来たイータリーという高級食品スーパーへ。イートインでワインやビールに生ハムなど。
ゆっくり寝て、8時すぎ朝めし。
マッジョーレ広場へ。大聖堂は外は未完ながら中は重々しい。
町をぶらつき、安いジャケットを買う。大聖堂の前の噴水は工事中。東に行ったところの斜塔や隣の教会などを見る。広場には露天などもあるが、今日の出店は少ないようだ。
ホテルの近くのカフェで昼をして、1時前に出発。ベネチア近く(マルコポール空港の近く)のB&Bに3時頃着。部屋の掃除ができていなくて、庭をぶらついて待つ。
このB&B「アグリツーリズモ」は、植木や苗を売る会社がやっていて、広い庭があり、花なども植えてあり美しい。
4時過ぎからバスでベネチアのローマ広場へ。
ここからボートバス(片道7.5ユーロ)1番でサン・マルコへ。
まさにベニス、ベニスの風景。サンマルコ教会は6時までで入れず、ぶらぶら歩いて、ローマ広場に戻る。5番のバスに乗り帰る(切符はバスの中で買うと3ユーロ、切符売り場で買うと1.5ユーロ)。シャワーをして食堂の冷蔵庫に入れさせてもらってあったビール、ワインの町で買った赤ワイン、手持ちの中華どんぶり、ツナ缶のつまみ。10時前に寝てしまう。
私は今日はベニスは失礼して、パドバでゴルフ。
8時すぎにパドバゴルフクラブに電話をして10:40のスタートをとる。朝めしを済ませて連れ合いをベネチアのローマ広場まで送ってからパドバへ。連れ合いはゆっくりベネチアを見て、パドバまでサンタ・ルチア駅から電車で来てもらう。10時20分頃にパドバゴルフクラブ着。
ゴルフクラブパドバは1964年創設。コース設計は John Harris という人。ゆるやかなカントリーコース。アウト(ブラウンコース)黄色ティから2,948m(3,243ヤード)パー36、イン(ブルーコース)2,925m(3,218ヤード)パー36、計5,875m(6,461ヤード)パー72。黄色ティからコースレート70.6、スロープレート125。他にイエローコースもあり27ホール。グリーンフィ70ユーロ、電動カート15ユーロ。
快晴で暑いが風が涼しい。クラブハウス、コースとも名門の風情がある。コース全体が静かでいい雰囲気だ。
各ホールは広くて長い感じ。平凡なところもあるが感じのいいコース。
ハーフを終わってビールとバナナで休憩(4ユーロ)。前半はいい調子だったが、後半すこしバテ気味。しかし電動カートで助かる。
3時頃上がって、レモンスカッシュ(3ユーロ)。ゆっくりして、パドバのB&Bへ。シャワーをして、洗濯を済まし、連れ合いに電話をすると今からベネチアを出るという。ベネチアからは25分くらいなので、駅まで迎えに行き、B&Bに車を置いて近くのレストランを探すも適当なのがない。ちょっとショボイのか、日本料理の寿司屋くらい。スナックバーのようなところに入ったら、奥さんが中国人で英語がほとんどわからない。苦労して備え付けのビリヤードに遊びに来ているおじさんなどに通訳してもらってリゾットとビール、ワイン。道の向こうの美味しそうな肉屋でハムを買って帰る。
宿に帰って、連れ合いが「えへへ……、ちょっと大失敗したわ」というので、「えっ!?」と聞いてみると、ベネチアからパドバまでは4.5ユーロだったけど、電車に乗る前に切符にホームなどにある自動検札機で刻印をしないで乗ってしまい、車掌の検札に引っかかって30ユーロ取られたという。ま、ドジ!
ホテルで朝食。パンもバナナもおいしいが、定番以上のものはなし。
9時過ぎに出て、ミラノへ。途中ベルガモに寄る。高台の中世のままの旧市街へ。ここはケーブルカーで登ってくる観光客も多く、なかなかの賑わい。
石畳の小径が入り組んだ一角で昼食をして、塔にのぼりベルガモを上から360度見渡す。中心の広場はヴェッキオ広場でまわりをコッレオーニ礼拝堂やサンタ・マリア・マッジョーレ教会などが取り囲んでいる。どれもロマネスクの粋というが、教会は内部全面、側面も天井も絵や装飾が過剰。
ミラノへ。途中ガスを入れ、ホテルにチェックイン。荷物を降ろして駅の近くのヒルトンホテルにあるヨーロッパカーに車を返しイタリア縦断のドライブを終える。
ミラノ中央駅から近くのHotel Mythos (ホテル・ミトス)は安い割りに部屋が広く、表通りを見下ろす広いテラスもあり、なかなかグッド。朝ご飯も充実していて8ユーロはお徳。今日一日はミラノをゆっくり。
まずは、ドウオモへ。リフトで上まで登り、しっかり眺める。ドウオモはスケールが壮大で、「こんなにもせんでも……!」と思う。まさに石の森である。
隣の1900年美術館に入り、モンドリアン、カンデンスキー、クレー、セザンヌ、モジリアニにホッとする。エマニエルⅡガレリアの入口のフードコートで昼。インフォで今夜のコンサートを聞き、モンテドオリのコーナー(これがわかりにくかった)を探して(実は大きな本や文房具屋さんの5階のチケット売り場)Cクラスの切符(23ユーロ)を買う。
アンプロジアーナ絵画館に入るが、ここは数が多すぎてお手上げ。ダヴィンチ、カラバッジオなどどっさり。疲れてホテルに帰ってひと休み。
メトロで8つめの駅前で晩飯。シーフードスパ、タコのリゾット、ワイン、コーヒーでお腹ぱんぱん(31ユーロ)。
余り大きくはないが、なかなか雰囲気のいいAnditoriumというホールで、Stogione Sinfonica というオーケストラで、演しものはチャイコフスキー「ロミオとジュリエットなんとか…」、ショスタコビッチ「ピアノ協奏曲No.1」、チャイコフスキー「交響曲No6〝悲愴〟」 なかなかにすばらしく、特に弦が美しい。(もちろん、弦が美しくなければ話にならない曲だけど…)
会場の前からトラムに乗り、ドウオモまで来て、メトロに乗ろうとしたが、ドウオモ前のコンサート(若者どっさりの今様野外コンサート)が終わったばかりで、メトロの駅が混雑で閉鎖されていて、次の駅まで歩くが、ここからは線が違って中央駅までは又乗り換えなければならず、ここでも混雑、混雑。やっとの思いでホテルに帰る。
6時10分頃、ゴルフバッグを担ぎ、ごろごろスーツケースを引っぱって中央駅。サンドイッチとオレンジジュースを買い、3番線のホーム。7:23発のバーゼル行きは2等ながら快適な車両。シンプロン・トンネルを越え、大きな湖を見ながら「おお、スイスやっ!」という路線で約4時間余り、トレニタリアのWebから2人(シニア料金)で58ユーロ(約7,250円)という安さ!11:30頃バーゼル着。
ibis に荷物を置いて、トラム(旅行者にはホテルでトラムなどの無料券を発行してくれる)で市立美術館。
新しく改装されていて、なんだか新品のおしゃれな感じ。昼をしようとレストランに入ったが、これが高い。サンドイッチとビールでガマンする。が、思った通り作品はすごい量と質。ピカソ、ブラック、ルッソー。ピカソのローズの時代からアルルカン…、このひと部屋だけで数百億円はするだろうと、嫌らしいことを考えてしまう。ロマネスクの時代から印象派、ゴッホ、ボドラー、セガンチーニ、全ての作家が新しい時代を拓こうと全生命を賭けていることが判る。スゴーイことだが、私としては近代、それもセザンヌ以降に惹かれる。しっかり3時間ばかり見て、昨夜からの寝不足もあり、グッタリ。
大聖堂をちらりと見てライン川のほとりでボケッとして、近くのコーポで夜のおかずとパン、ビール、ハム、水などを買い、トラムでイビス。
7時までぐっすり。部屋で買い置きの朝食。シャモニーゴルフに電話をして予約を確認。荷物をホテルに預けて、トラムで現代美術館へ。
なんか肩すかしを食ったような美術館で、コンテンポラリー、ビデオアートばかりで別に美術という感じがしない。入場料16スイスフラン(約1,800円)も高い。
近くの紙の美術館へ行くも午後からとのことで、外から窓越しに活版印刷機や断裁機などがあるのを確かめてパス。ホテルの荷物を出して、トラムで駅へ。ジュネーブまでの切符は2等でお一人様CCH75(約9,300円)とこれも高い。13:03発で途中の BIEL/BIENE で乗り換え、2時間45分、3時45分ジュネーブ着。
ホテル・リドは一泊ツインで12,000円もするが、駅から歩いて5分ばかりで、公園に面した静かな部屋。バスタブもありゆっくりできる。連れ合いは「湖を見てくるわ」と散歩。私はさっそく風呂に入り、近くで買ってきた500ミリのバドワイザー(5ユーロ)を2本飲む。夕飯は近くの中華屋でワンタンスープ、焼き飯、春巻き、餃子、ワイン(56ユーロ)。ひさしぶりにメシを食った感じ。ジュネーブは(スイス全般だろうけど)ユーロでもスイスフランでも通じるがおつりはスイスフランで渡される。。イタリアから来ると物価が高く感じられる。
今日はシャモニーへ。
ジュネーブ~はバスもあるが、料金も往復50ユーロ(6,200円)で、荷物もあり、次の日はゴルフをしてからジュネーブに帰る時間の関係もあり、レンタカーを使う。ハーツで2万円足らず。あさ8時30分頃、ジュネーブ駅の地下の駐車場からスタート。ホテルに寄り、荷物を積んでシャモニーへ。アギユ・ミディのロープウエィーの近くに車を止めて、3,800mを越える展望台へ(お一人様、約6,500円!)。が、あいにく上の方は曇っていて、何にも見えず、見えるのはシャモニーの町並みだけ。おまけに気圧が低く、頭がふらつく。
雪山歩きに展望台から出かける人を見たり、カフェテリアでぼけーっとサンドイッチとカプチーノを飲んだりして過ごす。
長くいても空は晴れそうもないので、あきらめてシャモニーに降りる。
シャモニーの町や周辺を車でぶらつく。小さな教会に入ったり、シャモニーモンブランのゴルフコースを外から眺めていると、すぐそばにロープウエーがあって、コースの上を横切っている。誰もお客のいない乗り場に行って「乗れますか?」とアギュ・ミディの切符を見せると、それはシャモニーカードを兼ねていてOKというので、乗ってみる。上からコースを見ながら終点の1800mあまりのところまで行くが、相変わらず上は雲の中で曇りときどき雪。帰りのロープウエーはコロラドからと言う女性の登山者と話をしながら降りる。 3週間ヨーロッパアルプスの山歩きをしているとのこと。
日本の団体のトロッキングの多いホテル・アルピナにチェック・イン。
スーパーに買い物に行くも日曜日でお休み。街中のおかずやさんを日本の女性がやっているのを見て、オッソブッコ、ポテトスライス、グラタン、ハムなどを買う。彼女は両親が日本の方でスイス生まれのスイス育ちとのこと。お父様が写真家の白籏史郎さんのお弟子さんでシャモニーに移住され、写真を撮り続けていられたという。元学生山岳部0B(わたし)としては懐かしいお名前と、そのキリッとした写真が思い出されたひとときでした。
近くにアイリッシュ・バーとあるのでギネスを一杯。犬を連れた地元の夫婦や子供連れ。シャモニーというと観光客ばかりかという印象だが、お住まいの方々の日曜の午後という光景もみられ、落ち着いた静かないい山里の町だなあと感じたしだい。
ホテルをチェックアウトして、地下のガレージから車を出して荷物を積み込み、シャモニーゴルフクラブへ。連れ合いは登山電車に乗ったりシャモニーを楽しんでるわとのこと。
ゴルフクラブシャモニーは1934年創設。コースデザインは私の大好きな
ロバート・トレンド・ジョーンズ (Robert Trent Jones)。もちろんお父さんの方、シニアである。
メンズ・ティから5,855m(6,440ヤード)パー72。電動カート付きグリーンフィ70ユーロ。
プレーする人は少なく(月曜だから。昨日は日曜で多くの人がプレーしていた)、全く静か。出だしは少し霧雨の中、1人でのんびりとプレー。やがて曇り空になり、セーターも脱いで半袖でプレー。
コースはクセがなくR.T.ジョーンズとしてはやさしい感じ。
とはいえ、1番は354m(389ヤード)ながら、グリーンの前に幅のあるクリークが流れ、トップすると池ポチャ(あはは、さっそくやってしまった)。
林間コースでアップダウンは気にならない程度。雪山の下半分や雪渓などが見えるが、晴れていたらすごい景色だろうと想像できるホールが多い。プジョーのコースガイドにはベストマウンテン・コースのひとつとある。所々で速い流れのクリークを横切り、そう大きくはないが池もあり変化のあるコース。残念なことに、グリーンに砂がまかれていて、転がりが悪く(強めでラインを気にせず打っていたらよく入ったが……)気分がちょっとでなかったこと。
前も使えることがなく、静かに1人ゴルフを楽しむ。
11:30、あがって18番グリーンの奥にある小屋で休憩。先に2人の若者がビールを飲んでいたので「うまそーっ!」というと、小屋のお兄さん「運転?大丈夫だよ。血液検査なんてしないよ」というので、小さなグラスに一杯だけ。ああ、うま~いっ!
受付の奥のショップによって、じろじろ眺めていたら、受付のおばさんが来て「どうでした?」と聞くので、「テリブルッ!やっと90を切っただけ。しかし、残念なのは景色が見られなかったこと」というと、「9月がいいわよ!また来年9月にいらっしゃいよ!」と、思わずその気になった次第。そうそう、プジョーのガイドの最後のところに〝ひとつ、残念な事項は、レストランが貧弱なこと〟とありました。その通りです。
ホテルで連れあいと待ち合わせ、近くのレストランで〝本日の日替わりランチ(プラ・デ・ジュー)〟12.5ユーロ。
高速は面白くないので、ゆっくりと地道を走ってジュネーブへ。ガスを入れ、ハーツに車を返して17:30のリオン行きに乗る。このリオン行きの切符はレール・ヨーロッパ・ジャパンで28.2ユーロ(約3,500円)。後で知ったのだが、レール・ヨーロッパ・ジャパンでなく、SNCF(フランス国鉄)のサイトからとる方が安いのだが、その過程で居住地の欄に日本と入れてしまうと自動的にレール・ヨーロッパ・ジャパンに飛んでしまうとのこと。適当に英国とかにするとSNCF直の安い料金が提示されるらしい。
19:30頃、リオン着。土砂降りになり、タクシーでホテル・リヨン・カルーリエ・シテ・インターナシオネイルという長い名前の近代的な安宿へ。
そっけない簡単なバイキングの朝めし(6.1ユーロ)を食べて、バス(一日券5.5ユーロ)でベルクール広場へ。
ここは新市街の中心で百貨店のプランタン、市庁舎、美術館(火曜日で休み)などもあり、印刷美術館があるので行ってみるとここも火曜日で休み。オペラ座で今日の催し物を聞くと、ジャズ。で、パス。
バスで旧市街へ。ここは観光客でぎっしり。石畳を歩き、ビールを飲み、教会を見て、プション(大衆食堂と訳されている、ごく普通の食堂)で昼飯。パテとハムの煮込み、サラダと薄い肉のステーキ、赤ワインなど、2人で15ユーロ。
ケーブル(これも一日券でOK)でフェリベールの丘の上の教会。この教会の裏からリヨンの町が一望できる。手前が旧市街、ローヌ川の向こうが新市街、その奥のレーヌ川の向こうがビルや、マンションが建ち並ぶ新興地とはっきり判る。
ケーブルで降りてきて、もう一つのケーブルに乗り、上の町へ行ってみる。感じのいい静かな町があった。バスでベルクールへ。
大聖堂の脇からリヨンを眺望。ソーヌ川のこちらが旧市街、ローヌ川の間が新市街
少し迷いながら、中央駅経由でホテルに帰り、すぐ前のマーケットで適当にワインを12本ばかりとお土産のキャンデーなどを買う。
リヨンはフランス第2の都市と言うがパリから比べると遙かに小さな都市。しかし、車もバスもトロリーも多く、整備されたいい感じの町である。近代と古い町があり、面白い町でもある。
6時30分起床。ひげを剃り、朝飯を食べ、すぐ前の昨日ワインを買った店で蜂蜜を買い、荷造り。
ワインを着替えの下着やシャツに包んでぎっしり詰める。2人で23㎏×4=92㎏までで、重量を気にしなくていいのは本当に助かる。タクシーでリヨン・サン・テクジュベリ空港へ。約30分、チップ込み50ユーロ。
自動チェック・インは日本語もあり、荷物を預けてパリへ。パリ発関空行きは満席。こんなにヨーロッパから何しに来るのかなあと感心してしまう。