全英オープン開催コース巡礼

 久しぶりにイギリスのラフが懐かしくなり、出かけた。題して「ジ・オープン巡礼第3弾」。
 参加者は、94年、00年のK江くん、常連のT林くんとその夫人・久美子さん、そして私。
 まずは、エディンバラから ELI E(日本ではエイルと表記されることが多いが、現地で聞くと“イーリィ”と聞こえる)で手ならし。八年ぶりにカーヌスティー、古きジ・オープンのコース(今とは違うコースではあるが)で名高いロイヤル・マッセンバラを訪れ、リバプールへ。ボビー・ジョーンズゆかりのロイヤル・リバプール、ロイヤル・リザム・アンド・セント・アンズ、ロイヤル・バークデールとまわり、ラフに徹底的に打ちのめされ、ロンドンへ。お口直し(?)にパブリックのリッチモンドパークで遊ぶ。
あ〜、疲れた!けれど、面白かった。まさに“ゴルフの悦楽ここにあり”とは、このことか…。

スケジュール

9月7日(土)  名古屋─ソウル─ロンドン─エジンバラ
9月8日(日)  エジンバラ─ Elie12:05 ─カーヌスティー
9月9日(月)  カーヌスティー14:00 ─エジンバラ
9月10日(火)  エジンバラ─ロイヤル・マッセンバラ9:30 ─リバプール
9月11日(水)  ロイヤル・リバプール11:50 ─セント・アンズ
9月12日(木)  ロイヤル・リザム・アンド・セント・アンズ14:40 ─サウスポート
9月13日(金)  ロウヤル・バークデール12:00─チェルトナム
9月14日(土)  コッツ・ウォルズを経てロンドン
9月15日(日)  ロンドン22:00 ─
9月16日(月)  ─ソウル─名古屋

エディンバラを起点に

9月7日(土)

 名古屋空港を出て、乗り継ぎ乗り継ぎ20時間余り、やっと夜10時エジンバラ空港にたどり着く。レンタカーを借りだし、空港内のクオリティー・インへ(週末割引でツイン£50)。
荷物を部屋に放り込み、ロビーにおりてサンドイッチにビール。と、1人の日本の方がいて、年の頃30才前後?この方、ロンドンにお勤めでヒマを見てはイギリス各地のゴルフ場を廻っているとのこと。少し話し込んでバタン・キュー。
 この時、私たちのホームページをご案内したのを見ていただいて、メール交換。かねてから行きたいと思っていたロイヤル・ドーノックやマクリハニッシュのご経験からのアドバイス、イギリス人の見たベスト100コースなどのファイルを送っていただいた。アメリカのゴルフダイジェストが選ぶ100コースとはちょっと違ってたいへん面白いものである。 

エイル ELie

9月8日(日)

 エジンバラからフォース・ブリッジを渡って、ファイフ(FIFE) に入る。
 ゴルフの発祥については諸説あるが、私の感じでは15世紀の初めオランダあたりから北海を経てこのファイフの海辺に伝わったという説を採りたい。このあたりの海岸べりの町をドライブしていると、それがやっぱり正しいんでは、と思わせる景色が続く。

 ELIE は、正式には The Golf House Club, Elie といい、通称は単に“ハウス”と呼ばれている。
 12時25分、ティーオフ。ゆったりと穏やかなコースでメンテナンスもすごく良い。グリーンのアンジュレーションがきついところも多い。オンさせる場所が大切だが残念ながら、初めてとあってはかなわない。
 ティーショット、セカンドがブラインドホールもいくつかあり、目標のポールめがけて打つ。
一番ティーも前面の丘の向こうが見えず、スターター小屋の屋根に取り付けてある潜望鏡のようなものをスターターが覗き、「はい、どうぞ!」と声がかかる。
 私たちの前の組の3人の内の1人は、1人で来たおじさんで、R&A (ロイアル・アンド・エーシェント)のメンバータグをつけたバッグをトロリーに乗せていた。
 レギュラー・ティから6,273ヤード、パー70。リンクス入門編といったところだが、パー5はなく、各ホールはしっかり距離もあり、ラフもそれなりに手ごわい。私の場合、パーもあればダブルパーもありといったスコア。
 この近くにもう一つ、似たようなコース Crail があり、ほかに、全英オープンがセント・アンドルーズで行われるときの最終予選のコースとなる、Ladybank, Scotscraig 等があり、気にはなる。のんびりとひと月くらいハシゴをしたいと思ってしまう。

 4時過ぎホールアウトし、セント・アンドルーズを経てカーヌスティーへ移動。
 カーヌスティーには、八年前と違い、立派なホテルが建っていたが、部屋は一室£160とかで当然パス。18番のすぐ前の、かって泊まったグレンゴー・ホテルはリンクスホテルと名前が変わっていて満室。駅前のステーションホテル(ツインで£55)にする。風呂に入り、パブでギネスを飲んで、食堂でディナー。ワインもたっぷり。

18番が終わると、すぐそこの駐車場にバッグを積んで、パブへ向かう。
1番ティ。向こうの丘を越えていく。
17番からは町に向かう。
11, 12, 13番は美しい海べり。チーピン厳禁!
日曜とあってオールドはお休み。昨夜来の雨で水浸しの珍しい景色。

カーヌスティー CARNOUSTIE

9月9日(月)

 前回のカーヌスティーは8年前、1994年であった。強風が吹き荒れ、まさに難儀そのものであった。が、今日は穏やかな曇り空。なんだか懐かしく、ウキウキした気分である。
 カーヌスティーでジ・オープンが初めて開催されたのは、ヘンリー・コットンが優勝した1937年。以来、6回開催されているが、1975年、トム・ワトソンが優勝して以来開催コースからはずれていた。1999年復活し、あのバンデ・ヴェルディの悲劇を生むのである。
 当然、そのビデオを見まくって私はやってきたのである。「我こそは、ポール・ロウリィーである!」(バンデ・ヴェルディ、J・レナードをプレイオフで破って優勝)てな意気込みで一番ティに立ったのである。

カーヌスティー・スタート小屋

 前日は午後10時すぎの就寝。が、張り切りすぎて午前5時に目が覚める。足の筋肉にインドメタシンを塗りたくり、低周波マッサージ器をかけまくる。
 8時、ボリュームたっぷりのスコテッシュ・ブレックファーストで腹一杯。町を散歩して、10時スタート小屋。14時のスタートを10時40分に変えてもらい、キャディーを頼んでパットの練習。キャディーはアレンというダンディ大学バイオ生物科の学生。ハンデは8。

 1番ボギー、2番ボギー、3番パー、4番パー。うん、いける!と思った途端、5番でトリ。が、6番ボギー、7番バーディー、8番パーでまたも「いける!」と油断した途端、9番420ヤードのミドルでもたついてダボ。が、43(アウト3,318ヤード・パー36)なら、ま、いいか。
10番ボギー、折り返して、11番、12番、13番とパー。名高い16番(235ヤード)のショートはドライバーで右のバンカー。出してスリーパットのダボ。が、17番は刻まず2つのバリー・バーンを越して会心のドライバー。が、スリーパットのボギー。とはいえここまで6つオーバー。18番は刻んでボギーで41(インは3,374ヤード・パー34)か。と、思った途端、引っかけ、ラフからのチョロ、シャンクなどで5オン、スリーパットの、8。「バンデ・ヴェルディの気分、すっかりわかったぜ!」で44。目標としていた80台前半はあえなくパー。ちくしょう!ゴルフってこれだからやめらんないぜ!

 ホテルのプロショップを冷やかし、バーでギネスを飲んで(運転する人はコーヒー)5時過ぎエジンバラに向かう。
 6時30分頃エジンバラ。いつもお世話になるテラス・ハウスに飛びこむ。(予約無し)
 町に出て、タクシーの運ちゃんに「ドーユーノー、ユアー、リコメンデッド、ジャパニーズレストラン?」「オーケー」で住宅街の日本料理店へ。が、入口のメニューを見るとこれがベリー・エクスペンシブ!ちょっと酒など飲むと1人あたりカル〜ク1万円を超えそうである。再び「ドーユーノー・ベリー・ビジー・イタリアンレストラン?」しかし、町に帰って教えてくれたイタリアンのうまかったこと。安かったこと。ワインもたっぷり頂いて、満足。

ロイヤル・マッセンバラ Royal Musselburgh

9月10日(火)

 ジ・オープンの歴史を見ると、1874年から1889年まで、3年おきにMusselburgh が登場する。クラブの創設は1774年というから世界でも最古の部類である。が、コースそのものは、変遷していて、ジ・オープンの開かれたのは、Musselburgh Old Course として近くにある競馬場の中のコースにその面影をとどめているという。  もちろん、クラブは営々として228年の伝統を受け継いでいる。

 マッセンバラはエジンバラの郊外といった感じ。2、30分もかからない。が、名門のメンバーコースは道案内の看板なんてものは一切ない。マッセンバラでゴルフクラブと聞くと9ホールのオールドを教えてくれる。
 9時、畑と林の間のあぜ道のような感じの道を入っていくと駐車場、プロショップ、そのむこうにお城のようなクラブハウスに出会った。
 グリーン・フィはあらかじめ銀行小切手で送るよう通知が来て送ってある。プロショップでティータイムを確認すると、「それがやなあ〜、昨夜の雨でクローズなんや」という。いや、ここはスコットランドだから「すっだけんど、ゆんべの雨さで、クローズだんべや」て感じかなあ〜。「えっ、1日んじゅうなんけえ」「いや、3時間ぐれえ、待って見てくんろや」で、お城のようなクラブハウスの入口の暗証番号を教えてもらってバーへ。メンバーのおっさん4、5人がカードをやっている。

 11時頃、スタート開始。三々五々、プレーヤーが集まってきている。私たちのスタートが一番なのだが、「あんたたち、コース知りなさらんのだんべ、オラたちが先にイグべか?」「んだ、そうしてぐんろ」でティーオフ。

 正直言って、マッセンバラはちょっとナメていた。レギュラーティーから5,849ヤード・パー70、パークランド・コース。お年寄り向きのコースの雰囲気を想像していたのだ。
 が、これがなかなかのもの。美しく、時には海が見えたりするが、アップ・ダウンあり、ラフの強さはとびきり、林もアリ、トリッキーなショートホールもありときて、甘い考えは終わってみれば、「やっぱ、アイアンで刻むときはキッチリ刻まにゃ」という教訓を再確認させていただく結果に…。
 プロショップで、持っていったボロを捨て、新しく買ったキャディーバッグを抱えて、2時50分リバプールへ向け出発。

 リバプール着7時30分。クイーンズ・ドック近くのモーテル・カンパニイル Campanile (£42.9)。なぜかこのあたり、ツイン一室£42.9 の看板が目立つ。
 タクシーで中華街へ。今夜はチャイニーズ。

1番ティ
18番グリーン
クラブハウス側から18番グリーン
リバプールを起点に

ロイヤル・リバプール Royal Liverpool (Hoylake)

9月11日(水)

 Hotel Canpanile はアメリカ風の快適なモーテル。よく眠り、8時30分、ドックの岸のレストランで朝食。快晴である。
 マージー川のKings Way(トンネル)を抜け、ホイレイク (Hoylake) へ。
 立派な塀、落ちついたクラブハウス。受付を済ませ、プロショップで予約金を引いたグリーンフィを払う。

 パターの練習場からふと見ると、半旗の状態になっている。で、今日が9月11日だったことに気がついた。遠くに見える家々のポールにも半旗が掲げられている。

ちょっと左の写真をご覧下さい。1902年のイングランドとスコットランドのマッチプレーの対抗戦。ロバート・マックスウェルの一番ティの図です。右の写真は現在のもの。改修は重ねているのでしょうが100年間まったく変わっていません。クラブの伝統を誇る気持ちがよく感じられます。

 Royal Liverpool Golf Club、通称 Hoylake ホイレイク。創立は1869年。
 1897年以来、過去10回のジ・オープンが開催されていて、数々の伝説的な名勝負の舞台となっている。なかでも、1926年、リザム・アンド・セントアンズではじめてジ・オープンを征したボビー・ジョーンズが1930年、ここでのジ・オープンに勝ち年間グランドスラムを達成したことは今なお語り草になっている。ボビー・ジョーンズはアマチュアのまま、この年、28才で競技ゴルフから引退している。
 もちろん私とてアマチュア・ゴルファー。目指すはボビーである。2倍以上の年は取ってしまったが、ここホイレイクでパープレーをし、引退への花道をと意気込んで1番ティに立ったことは言うまでもない。

 レギュラー・ティから6,240ヤード、パー72。
 1番、2番、3番、ボギー。パープレーは怪しくなり、アウト44。「もう少しゴルフを続けよ!」という、 ゴルフの神様のお心かと納得。気持ちが軽くなって、11、12、13、14、15番とパー。が、16番ロング、いい気になって第2打、練習場をショートカットをねらいOBで9!!。43をたたき「やっぱりな!」で終了。ちなみに、一緒に廻ったT林は41、39。K江は42、43。チョコまでやられてしまった。

 ロッカーで顔を洗い、2階のダイニングでバイキングの昼食。ビールを飲みゆっくり食べ、コーヒーを飲みにスモーキングルームへ。壁一杯に歴代キャプテンの写真。階段でボビー・ジョーンスの肖像画の前で記念写真。
 
 ロイヤル・リバプールの一番最近のジ・オープンは1956年、ピーター・トムソンの優勝。以来開催コースから外れていたが、2006年復活する。チャンピオン・ティからは7,165ヤード、パー72。楽しみである。

 再びトンネルを抜け、セント・アンズへ。海岸沿いの美しい眺めの通りがあり、ホテルを探すもどこも満室。アメリカの金持ちばあさんの団体で一杯。「こりゃ、なんなんや!」飛行場の近くのトラベル・インまでもが満室。ブラックプールのホテルを紹介してもらい、ちょっとビンボーくさいホテルであったが我慢する。
 ところで、ブラックプールってご存知?
 通りはずーっと電飾で飾られ、塔が立っていて、まるで町全体が遊園地。夜の10時を過ぎているというのに観光客が溢れていて、しかしセント・アンズと違ってなんだかうらびれた2、30年前の熱海かどっかの雰囲気。「なんだこりゃ!」と驚いたが、あとで調べると、かの映画『シャル・ウイ・ダンス』オープニングの場面が撮影された町なのだそうなのです。

ブラックプールの大通り

ロイヤル・リザム・アンド・セント・アンズ
Royal Lytham & St Annes Golf Club

9月12日(木)

 遅がけの朝食をすませ、ブラックプールを一回りして、11時過ぎロイヤル・リザム・アンド・セント・アンズへ。
ここもまた高級住宅街の中にあり、わかりにくい。隣は女子校で、コーラスの歌声が聞こえてくる。
 プロショップでエントリーをし、キャディーを頼み、買い物。ゆっくりとクラブハウスでビールを飲み、くつろいでから練習場へ。

 リザムでのジ・オープンは1926年からはじまり、この年、ボビー・ジョーンズは初めてジ・オープンを征している。17番のバンカーには彼を記念したプレートが埋め込まれている。71ホール目、このバンカーから勝利を決めたパーフェクトなマッシー・アイアンのショットを記念してのものである。
以来、開催コースのローテーションから外れることなく、昨年2001年の開催で10回を数える。デビッド・デュバルが初めてのタイトルを取ったのをご記憶の方も多いと思います。

 レギュラー・ティから6,685ヤード、パー71。1番206ヤードのショートホールからはじまるコースはしっとりと落ちついて、まったくモンクのない、いいコース。が、ねらい所を少しでもはずすと、とんでもない強さのラフで苦しむ。ブッシュ有り、バンカーの深さは一級、あっという間にダブルボギーだ。男3人のスコアは90、98、99、女性108…!グリーンも微妙で、変なところに乗ると確実に(?!)スリーパットが約束される。
 海岸沿いのリンクスであることが条件のジ・オープン開催コースの中にあって、唯一海に沿っていなくて、海から2マイルというのは最も海岸から離れているコースであることでも知られている。
 あがって、ロッカールームから出てきたら、キャプテン専用のところに車を止めた人と出会った。「どうだったかね?」と聞かれたので、「I had regreted ! Give me Once more chance next year !」と言ってしまった。ヘボの常套句…?   

ホールアウトしたプレーヤーがゆっくりと帰ってくるのがハウスの窓から見える。
クラブハウスでくつろぐT林夫妻
練習ボールはスリクソンが使われていた
プロショップ前の1番ホールでキャディーを待つ
まさにリンクス。右上に見えるマストのようなフラッグ・ポール。
よくみかけるが、「リンクスは海、さあ勇者よ打って出よ!」ということか?

 終わって、サウスポートへ、ここもホテルは満室ばかり。リバプールよりにかなり行った隣町のパブで聞いた Tree Top Motel へ。一戸建てのおしゃれなモーテル。寝室が2つあるファミリールームしか空いていなかった。近くの中華屋さんで食事。
 朝、起きてみるとすぐ裏はゴルフコースであった。なんという名のコースかはいまだに分からない。

ロイヤル・バークデール Royal Birkdale Golf Clu

9月13日(金)

 きのうと違い、快適なモーテルでぐっすり。別棟のレストランでフル・イングリッシュ・ブレックファースト。10時30分頃コース着。

 バークデールでのジ・オープンは1954年からで比較的最近からのローテーション入りである。が、すでに8回。頻度は高い。優勝者はピータ・トムソン(2回)、パーマー、リー・トレビノ、ジョニー・ミラー、トム・ワトソン、イアン・ベーカーフィンチ、そして1998年がマーク・オメーラとブライアン・ワッツのプレイ・オフでオメーラ。3位にタイガー・ウッズ。いずれもトッププレーヤーの独断場である。
 チャンピオン・ティから7,018ヤード、パー70。レギュラー・ティから6,292ヤード、パー71。

 

 風もなく快晴で、まったく言い訳のできないコンディション。
 スターターのおじさんがしゃべりかけてきて「私の娘、いまニッポンにいっとるんだよ」と、日本勤務の合間にどっかかやと旅行をしたり、習い事をしたりしているらしい娘さんのことを話す。
 1番は少し打ちおろしの長いミドルホール。おじさんの見守るなか、四人とも珍しくビューティフルなショット。おじさんは安心したのかニコニコと見送ってくれる。が、このおじさんの目は甘い。
 私の場合、良かったのは、2番のバーディーくらいまでで、ボギーとダボの繰り返し、9番では残り30ヤードのアプローチをシャンクし、ラフ、シャンク、ラフを繰りかえし9。インもバーディーは一個切りで、パーよりダボの方が多く、あげく、18番でロスト2回の10。本ツアー、ワンホール最多賞!あわや100!が、ここでK江くんが大奮闘。42、42の84ときた。「やっぱ、ゴルフは曲げやんことですわ!」だって。わかっとるわそんなこと!
 オメーラらは72、68、72、68のパープレイ、タイガーが1オーバー。やっぱ、ウマイんやなあ〜。(誰と比べての話や!?)
 やけくそでレモネードを入れたビールをしこたま飲み、サンドイッチをつまみ、ショップでキッズサイズ(!)のシャツを買い(このサイズがちょうどぴったり)今回のジ・オープン巡礼コースを終了。一路、チェルトナムへ。明日はコッツ・ウォルズを巡ってロンドンへ。ゴルフ無しの観光。 

1番ティ。良く晴れて気持ちいい。
14番からハウスを見る。

コッツ・ウォルズを巡る

9月14日(土)

 チェルトナム10時過ぎ、コッツ・ウォルズ・ドライブを経て、3時過ぎロンドンへ。ハロッズへ飛びこむ。7時30分、ラッセル・スクエアのプレジデントホテル。荷物をおきメイ・フェアのAVIS営業所に車を返し、久しぶりに日本食。
 「あしたは、日曜日。店屋さんはみんな休み。どないすんのや」で、ゴルフ場を調べはじめる。
 「ま、起きた都合やな。8時頃、朝食とするか」でホテルのパブでフェーマス・グロウスをダブルで飲んで寝る。

チェルトナムからコッツ・ウォルズ・ドライブを南下。
パインズウィックの村。
安野光雅の絵のような風景。
カールスクームで素敵なゴルフ場発見。
マナーハウス・ゴルフクラブ。
カールスクームの村。
カールスクーム。おじさんには似合わない?

リッチモンドパーク Richmond Park Golf Courses

9月15日(日)

 朝食をすませ、ホテルでこれからビジターができるコースを教えて欲しいとリクエストをしてみたら、2つのコースを書いたメモを持ってきてくれた。1つはリージェントパークの9ホールのコース。もうひとつはキングストンのコムウッド・ゴルフクラブ。
 コムウッドに電話をしてみたら、「どうぞ」という。そのとき、確かに「アフター、スリー」とか言っていたようだったが、「3時間待ちかな」とか思いK江クンは町をぶらつきたいというので3人でタクシーをつかまえて出かけた。着いてみると静かな森の中のいいコースである。プロショップで「キャン、ウイ、ハブ、ティータイム、ナウ?」
「えっ、さっき電話くれた方?確かビジターのティタイムは午後3時からと申したはずですが…」
「あっ、そういうことかあ〜。3時からでは飛行機に間に合わないなあ〜。」
「お気の毒ですが、決まりですので、ソーリー」
「この辺に、いいコース、どっかない?」
「2マイルの所にパブリックのコースがあるけど、混んでますよ。でも、できるでしょうが…」
「タクシー呼んでいただけないでしょうか?」
 で、リッチモンドパークへ。

 リッチモンドパークは、これぞパブリックという市民のコース。日曜日とあって混んでいるが£19で、到着順にティタイムがとれる。1時間半待って1人で来ていた氏家さんという方とまわる。
 氏家さんは、愛媛大学からこちらの研究所に単身赴任でいらしていて、運動不足解消に日曜日になるとここでゴルフをしているとのこと。まだ始めたばかりで、上手くないのですが…。とのこと。スコアにあまりこだわらず、クラブは担いで、時々、豪快なショットを見せてくれた。
 2つの18ホールがあるが、我々のまわったのはプリンセスコース。広々としたコースで、初心者も多いが、気持ちのいいコースである。が、グリーンがあまり刈られていなくて重い。驚いたことに、グリーンにカップが3つ切ってあり、その一つにピンが立てられている。日によってピンの位置だけ変わるのだそうである。全長5,868ヤード、パー69。ラフもあるがフェアウエーが広いので、わたし程度の腕でもまず入らない。
 担いでまわる人が多いが、トロリー(手引きカート)、バギー(乗用カート)と何でもアリだ。
 ヤーテージブックのようなものはなく、距離は全て“感じ”で打っていく。はじめてだと、時々とんでもなく距離が狂う。アウト42、イン40で可もなく不可もなく終了。

(左)豪快な氏家さんのショット

広々としたパブリック・コース。
グリーンをしていたら、金属の柵が広げられているところがあり、そこから子どもが2人、アイアン一本持って入り込んできた。

 午後4時30分、来たときに頼んであったタクシーを待ってホテルへ。6時ワゴンタクシーを呼んでもらって空港へ。午後10時、離陸。