パリからミラノ、ボローニャ

スケジュール

9月14日(土)
関西国際空港23:10——(SU548)——モスクワ——

9月15日(日)
—パリ08:40(レンタカー)—友人宅—パリ市内(宿泊)

9月16日(月)
ゴルフ・ナショナル Golf Natinal 10:10

9月17日(火)
ゴルフ・ド・シャンティーユ Golf de Chantilly 10:00—パリ・リヨン駅 18:06——(TGV)——スイス・ローザンヌ 21:57

9月18日(水)
ローザンヌ・ゴルフクラブ Lausanne Golf Club 10:30——ローザンヌ——イタリア・ミラノ

9月19日(木)
ミラノ(レンタカー)——ボローニャ

9月20日(金)
ボローニャ・ゴルフクラブ Bologna Golf Club 08:30——ボローニャ市内——ベニス

9月21日(土)
ベニス——ミラノ

9月22日(日)
ミラノ 12:15——(SU286)——モスクワ——

9月23日(月)
——(SU547)——関西国際空港 14:00

 ひょんなことから、アエロフロートのビジネスクラスの出物があり、ならば久しぶりにパリの友人のところへでも行ってみるかと思っていたら、ゴルフ仲間の二人が、「俺も」という。
 なら、ゴルフもしようぜということになり、私、はしやん(三重県を代表する道路屋さん)、教材図書の出版業の飯田章と出かける。この切符、行きはビジネスクラス、帰りのミラノから関西空港まではファーストクラスで15万円。
 昨年のヒースローからの時のように、たまにはブッキングの関係で、格安のエコノミーでありながらビジネスにまわされることはあっても、はじめからエコノミー以外の切符を買ったのは初めての経験。
 ただし、この路線、関空〜モスクワ線は今はもうない。よほど空席に悩んでいたのだろう。

 パリの友人ハラダは、私の浪人時代から美術大学の同期、パリ在住三十年、かみさんはボルドー育ちのフランス女で現在はキャノン・フランスのプログラマー。子供は一男一女。絵描きである。
 到着の日は、この友人宅でゆっくりし、午後遅く、サンジェルマンのホテルへ。サンジェルマンの大通りの地下に大きな駐車場ができ、そこに車を置く。

Golf de National

 朝のラッシュを抜け、A31に出てゴルフ・ド・ナシオネイルへ。
 ここはフランスゴルフ連盟が所有するパブリック・コース。フランスの新しいゴルフの時代を開くコースとして注目を集めている。アルバトロスとイーグルの二つのコースがあるが、アルバトロスは上級者向きとなっている。

 Albatros Course(6515m,Par72)
 オルリー空港に近く、爆音がややうるさいが、コースはアメリカンタイプ。池がポイントになっていたり、今風。スケール、難易度はかなりのもの。キャディーはいない。
 クラブハウスはなかなかしゃれていて、ゆっくりできる。が、ショップは面積はあるが、欲しいものはなかった。
 隣に、大きなノボテル・ホテルがあり、「なんでやろ?」という感じ。
 パリにもどり、レ・アールやモンパルナッスのレストラン・クーポールでオノボリサンをやる。

Golf de Chantilly

 今度はゴルフ・ナシオネイルの反対側、ド・ゴール空港を越え北へ1時間。初代キャプテンがチャールズ王子という、80年の歴史を誇る名門・シャンティーユへ。(6432m,Par72)設計は、アリソンと同時代のトム・シンプソン。ここでのフレンチ・オープンにはヘンリー・コットン、ロベルト・デビセンゾ、ニック・ファルドが名を連ねる。

 

 コース案内の看板などはもちろんなく、尋ねながら見つけた小さな鉄格子の門。インターフォンで名乗ると扉が開く。
 コースは関東の古いコースを髣髴させる林間の落ち着いたムード。

 ハウスに特徴があり、テラスの脇には白い帆船のメインマストがクラブ旗をはためかせている。「ハウスは港、コースは海」というスコットランドのリンクス哲学が息吹いている。
 パリにもどって、リヨン駅からTGVでローザンヌへ。

Lausanne Golf Club

 昨夜は、ローザンヌで何かイベントがあるらしく、ホテルを探すのに苦労した。おかげで1人13,000円もする高級ホテルに泊まってしまった。
 ホテルに荷物を預け、タクシーでローザンヌ・ゴルフクラブ(6295m,Par72)へ。
 受付でカードで払おうとしたが、カードがきかず、そばで見ていたレストランのお兄さんが両替してくれた。
 晴れていればアルプスが見えるそうだが、あいにく小雨が降ったり、やんだり…。すべての面でゆったりしていて、練習コインも無料でくれた。
 ヨーロッパのトップ10にランクされるスイスのセレプレット・コース。スイス・オープンの開催コースでもある。
 ハーフで一休みし(休もうがとおしで行こうがかってとのこと)、ゆったりと楽しんでいたら、後ろからきたおばさんの組のプレイの早いこと、おまけに「あんたたち、声が大きいよ!」だって…・。ちょっと恥ずかしかった。
 ハウス前の大きなグリーンでパットやバンカーを練習している人が多い。

 ローザンヌからIC(インターシティー)で、シンプロントンネルを経て、ミラノへ、3時間と少し。
 中央駅のそばのホテル街の一つに投宿。ぶらぶら歩き、地中海何とかの看板のレストランでスープ、手長えびのスパゲッティー。ワインをたらふく飲んでバタン・キュー。ま、好きなゴルフをし、天国を旅しているようだ。

Bologna Golf Club

 きのう一日はミラノをぶらつき、夕方レンタカーをチェック・アウトして、ボローニャへ。ミラノから約200キロ。高速道路で二時間余り。ボローニャ・ゴルフクラブの案内書に載っていた市内から離れたホテルに泊まる。ツインで14万リラ。
 ボローニャ・ゴルフクラブ(6171m,Par72)の入り口の門に着くも、インターフォンが作動しない。門の上にあるカメラは動いていて、それに向かって手を振ったりしてみるが効果はない。
 そうこうするうち、中から車が出てきたので、それっとばかりあわてて車を滑り込ませる。
 クラブハウスはおしゃれで、ふわっとした高級な感じでなかなかいい。
 鬱蒼とした林間の静かなコースにカートを引き歩き出す。ヨーロッパ・ツアーのスイス・エアの開催コース。鼻歌が出、いい気分である。
 ホールアウトして、練習場を通りかかったので、見ていると、みんななかなかうまい。しかもよく飛ばす。

 ボローニャの町の中心に、今回わたしの目的の一つであった、「モランディー」美術館がある。同行者には気の毒だったが、2時間だけ付き合ってもらう。
 そのかわり、明日とあさってはどこへでもお付き合いをするということで、「フィレンツェ?」「ベニス?」と聞くと、「ベニスだ」という。で、ベニスに向かって高速を走らせる。
 ということで、パリ、ローザンヌ、ボローニャのゴルフ。
 アメリカでもなく、近いけれどイギリスでもなく、なんとなくゆったりとした雰囲気のゴルフでした。ゴルフ後進国ではあるが、日本のそれとはまったく違い、お金さえかければいいという下品なところが微塵も感じられませんでした。
 セント・アンドルーズのジ・オープンの最終日のあのイタリアのロッカ、カーヌスティーでのフランスの何とかさん。やがて、ヨーロッパ大陸の国の、独自のゴルフが花を咲かせる日がくるだろうと感じさせる旅でした。。